ロゴはフォントで変わる?会社用のロゴを作るときのポイント

会社用のロゴを作りたいけれど、なかなか良いものが作れずに悩んでいる人もいるのではないでしょうか。何の工夫もなくロゴを作り始めても良いものは作りにくいと言えます。ロゴの仕上がりを良いものにしたいのであれば、フォントを変えてみるのも1つの方法です。

フォントが変わるだけでロゴの印象は変わります。そこで今回はロゴデザインにおけるフォントの工夫の仕方を紹介します。

イメージに合ったフォントを選ぶ

自社のイメージを考えたフォント選びをしているでしょうか。なかなか良いロゴデザインに仕上がらないのは、自社のイメージから遠いフォント選びをしているからかもしれません。例えば和風のアイテムを販売している会社のロゴが洋風のデザインではイメージに合わないですよね。

和風のアイテムを販売しているのであれば、ロゴデザインやフォントも和風である方が良い印象を持たれやすいと考えられます。具体的な話で言えばゴシック体フォントよりも明朝体フォントの方が和風のイメージに近いので、今回の例で挙げた和風の会社のロゴデザインでは明朝体フォントを使う方が良いでしょう。

外資系の会社であれば違ったフォント選びが好ましいと言えます。外資系の会社の場合は和風フォントよりも洋風フォントの方がイメージに合いやすいです。外資系の会社の場合は英文字を使うことも多いので、筆記体で表記されるようなフォントを優先的に選ぶのも効果的だと考えられます。

このように会社のイメージに沿ったフォントを選ぶことによって、自社に対する良い印象を与えやすいロゴデザインが作成できるでしょう。

フォントカラーで印象を変えよう

ロゴデザインを作るときに全て同じ色を使っている人もいるのではないでしょうか。全て黒色でロゴを作っている人もいるかもしれません。しかし、それでは良いロゴデザインを作るのは難しいと言えます。ここで重要になってくるのが、フォントカラーを変えることです。

基本的には自社のイメージに合う色を使うのが好ましいでしょう。例えば自社のイメージカラーがグリーンであった場合は、ロゴデザインに使うフォントカラーもグリーン系を中心にしておくのが効果的です。自社のイメージカラーを使っていくことで、ロゴを見ただけで自分の会社を連想してもらえる可能性が高まります。

フォントカラーを変えるときには背景色に注目するのも1つの方法です。背景色とフォントカラーは対極にある色を使う方が良いロゴデザインに仕上がりやすいと言えます。背景色が寒色系になっている場合は、フォントカラーに暖色系を使うことでフォントが強調されたロゴデザインになるでしょう。

背景色が暖色系の場合はフォントカラーは寒色系が好ましいです。背景色が中性色の場合は、フォントカラーは寒色系でも暖色系でも良いでしょう。しかし、背景色に中性色が使われているときにフォントカラーにも中性色を使ってしまうと、背景もフォントも強調されにくいロゴデザインになるので注意が必要です。

フォントのサイズでロゴデザインに変化をつける

文字を強調したロゴデザインを作りたい場合に重要になるのが、フォントサイズの問題です。どの文字も同じ大きさで表示されているロゴデザインが多い傾向にありますが、それでは本当に伝えたい文字が強調されないという問題が出てきます。

そこで重要なのがフォントのサイズを変更することでしょう。例えば「健康な身体作りをしたい人に向けたサポート」をコンセプトにしている会社が、そのコンセプトもロゴデザインに組み込みたい場合、コンセプトの中で強調したい部分を見つける作業を行います。

ここでは「健康」という文字を強調したいと仮定して話を進めます。「健康」を強調したいと仮定した場合、フォントサイズは「健康」の部分だけを少し大きくするのがポイントです。他の文字のフォントサイズが12であった場合、「健康」のフォントサイズは14から16程度が適切でしょう。

ポイントは周りの文字よりも少しだけ大きく表示することだと言えます。周りの文字よりも大きすぎるとコンセプト自体のアピールができなくなるので、逆効果だと考えられます。周りの文字よりも小さすぎると、強調したい文字が強調できなくなるので注意が必要です。

強調したい文字のフォントサイズを変更したくない場合は、周りの文字を小さくするのが効果的でしょう。周りの文字を小さくすることでも「健康」という文字が強調できます。このようにフォントサイズに変化をつけることで、ロゴデザインの印象が変わってきます。

ターゲットに合わせたフォントにしよう

会社ロゴや商品ロゴを作るときに重要なポイントとなるのが、どの層をターゲットにしているのかを考えることです。高齢者向けの商品を若者に向けて販売しても売り上げが伸びにくいのと同じで、高齢者向けの商品を取り扱っている会社のロゴが若者向けのデザインではロゴによる良い効果が期待できません。

そのためロゴデザインを作るときにもターゲットに合ったデザインを考えるのが大切だと言えます。ここではターゲットに合わせたフォント選びの話を進めていきます。高齢者向けの商品を取り扱っている会社の場合、考えるべきポイントの1つが日本語を中心にしたロゴデザインにするか、英語を中心にしたロゴデザインにするかという部分でしょう。

高齢者は英語よりも日本語の方が馴染み深い人が多い傾向にあります。高齢者の中には英語が読めない人もいるので、英語を中心にしたロゴデザインにしてしまうと何の会社かという部分を知ってもらいにくいという問題が出てきます。

そのため高齢者向けの商品を取り扱っている会社が自社のロゴデザインを考える場合には、日本語を使ったデザインを考えるのが大切だと言えます。フォント選びも高齢者向けにした方が良いと考えられます。例えば丸文字系のフォントを使ってしまうと可愛らしさや若々しさが強くなってしまうので、高齢者向けの商品を取り扱っている会社のロゴには合わない可能性が高いです。

この場合ではゴシック体フォントや明朝体フォントのような角張ったイメージのフォントが好ましいと言えます。

フォントの配置を工夫してみよう

ロゴデザインを作るときにはフォントを一直線に配置している人が多いのではないでしょうか。横一直線にフォントを並べるパターンや縦一直線にフォントを並べるパターンも悪いわけではありませんが、それではオシャレなデザインとは言えません。

オシャレなデザインを希望している場合は、フォントの配置を少し工夫してみるのが良いと考えられます。例えば横一直線に並べているフォントを少し斜めに配置してみるだけでもロゴデザインの印象が変わる可能性が高いです。

丸いイラストが描かれているロゴである場合はイラストの周辺を囲うようなフォントの配置も面白いのではないでしょうか。このようにフォントの配置を変えることで、一風変わったロゴデザインを作ることもできます。

フォントを変えるだけでロゴデザインの仕上がりが良くなる

良いロゴデザインが作れなくて悩んでいるのであれば、フォントを変えることから始めてみるのも良いのではないでしょうか。フォントを変えるだけでロゴデザインの仕上がりが良くなるケースも多いです。今回紹介したテクニックを使いながら、自社のロゴデザインをグレードアップさせてみましょう。

上手くいけば会社の印象が良くなり、売り上げにも良い影響が出てくるかもしれません。